和食教室 花道

高野豆腐の含め煮

「含め煮」という名称がついているので、たっぷりの煮汁を「煮含める」ことが基本です。
今回は砂糖は使わず、味醂の上品の甘さと一番出汁の香りを大切にした含め煮をご紹介します。

食材豆知識

高野豆腐

「凍り豆腐」とも呼ばれ、寒い外で凍らせて作ります。乾物なので、カルシウムや鉄分が豊富です。なによりも豆腐なので、良質な植物性のたんぱく質が豊富なのが特徴です。
しかし、機械乾燥が主流になってきているので、天日干しに比べると栄養価は下がっています。
和食では、含め煮や煮しめにして上品な出汁をたっぷりと含ませる料理がオススメです。
豆腐を出汁で煮た物と高野豆腐を出汁で煮た物は、味わいが全く違うのも面白いです。
高野豆腐の味噌汁も美味しいですよ。

 

材料 4人前

重量 容量
高野豆腐 30g 2個
人参 50g 1/2本
一番出汁 400g 2カップ
料理酒 10g 小さじ2
薄口醤油 9g 大さじ1/2
味醂 18g 大さじ1

 

@高野豆腐をたっぷりの水で20分かけて戻します。乾物の戻し方動画はこちら
A戻した高野豆腐を溜め水の中で絞り洗いします。
天日乾燥の場合は不純物やごみが詰まっているので、絞るように洗います。
B高野豆腐は適当な数に等分、人参は乱切りにします。
C一番出汁を用意し、Bを加えます。
D中火でゆっくりと沸かします。
E沸いたら料理酒を加え、5分ほど弱火で煮ます。
F人参が軟らかくなったら、薄口醤油と味醂を加え、10分煮ます。
G火を消し、粗熱を取りながら味を染み込ませて完成!

page top