和食教室 花道

こんにゃくと椎茸の甘辛煮

今回はお正月の煮しめにも最適な甘辛煮をご紹介!
こんにゃくは飾り切りをして、旨味たっぷりの干し椎茸を使用し、鷹の爪で甘辛くハッキリとした味付けに仕立てます。
晩酌のお供にもオススメですよ♪

食材豆知識

こんにゃく

こんにゃくは食物繊維が豊富な食材で胃や腸に作用し、排便を促し、胃腸を病気から守ってくれます。
カルシウムも豊富なので、不足しがちな栄養補給にも役立ってくれます。白滝はすき焼きや鍋物でも、アクや雑味消し効果もあります。歯ごたえもあるので、よく噛むことにお肉の食べ過ぎも防げますね(笑)
こんにゃくは「こんにゃく芋」と呼ばれる芋類が原材料です。これを粉末状にして、お湯に溶かし、石灰水(凝固剤)を加え、型に流し入れ、アク抜きをして出来上がります。
こんにゃく芋は成長するまでに2〜3年かかるので、手間と時間のかかった食材と言えます。
私の実家ではこんにゃく芋を作っているので、「刺身こんにゃく」と言って生姜醤油で食べる習慣もありました。
手作りのこんにゃくは既製品に無い奥深い味わいを感じられます。チャレンジしてみてはいかがですか!

 

材料 2人前

重量 容量
干し椎茸 18g 5個
こんにゃく 80g -
ごぼう 60g 1/3本
鷹の爪 1g 2本分
ごま油 4g 小さじ1
料理酒 5g 小さじ1
二番出汁 100g 1/2カップ
砂糖 6g 小さじ2
醤油 18g 大さじ2
味醂 18g 大さじ2

 

@干し椎茸の汚れを落としてから、水で戻し、一口サイズに切ります。乾物の戻し方動画はこちら
Aゴボウは3p幅にカットし、あく抜きをします。
Bこんにゃくは飾り切りをして、下茹でしておく。
Cごま油を鍋にしいて、鷹の爪を加える。
鷹の爪は加熱することで辛味と旨味を引き出すことができます。
D鷹の爪に火が入り始めたら、干し椎茸とゴボウを加える。
E弱火でじっくりと炒め、ゴボウに火が入り始めたら、こんにゃくを加えます。
F軽く炒め、料理酒をふりかけ、雑味を飛ばします。
G二番出汁と砂糖を加え、中火で5分煮ます。
H食材が軟らかくなったら、醤油・味醂を加えて、落し蓋をし、中火で10分煮ます。
落し蓋は、煮汁を対流させるのに重要です。煮物を美味しく作る秘訣です。
I煮汁がなくなるまで煮詰め、食材に照りを出し、煮汁にとろみをつけます。
J焦げ付かないように煮詰め、器に盛り付けて完成!

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