和食教室 花道

生姜香る豚汁

豚汁のイメージは大鍋で時間をかけて美味しくなるイメージもあると思います。
これも美味しいと思いますが、ご家庭で時間をかけずに調理する方法を掲載しています。
長い時間煮込むと味噌や生姜の香りが飛んでしまうので、仕上げに加えるのがポイントで味に奥行きが出ます。

食材豆知識

大根

消化酵素が多く含まれ、でんぷんやたんぱく質、脂質を分解促進するため、大根おろしにして天ぷら等、薬味として添えられます。
選び方は、手に取りずっしりとした重みがあり、ハリとツヤがあるもの。表面がきめ細かくひげ根があまりついていないものが良いでしょう。
また、葉の切断面に空洞があるものは、大根内部に「す」が入っているのでやめましょう。
保存方法は、大根の葉を切り落とし、身はラップして冷気が当たらないように冷蔵保管しましょう。
一般的に出回るのは「青首大根」という品種で旬は秋から冬にかけて。みずみずしく甘みが特徴です。
夏に出回る大根は「辛味大根」と呼ばれます。

 

材料 4人前

重量 容量
豚小間 200g -
大根 100g 1/10本
人参 50g 1/3本
ゴボウ 50g 1/3本
こんにゃく 100g -
サラダ油 2g 小さじ1
1000g 5カップ
だしの素 10g 小さじ2
料理酒 50g 小さじ2
味噌 10g 大さじ3
生姜 10g 小さじ2
長葱 50g 1/2本

 

@ゴボウはたわしで洗い、ささがきにしましょう。包丁でうまくできない場合は、ピーラーでも簡単にできます。
ゴボウの皮には旨味が詰まっているので、たわしで洗って調理すると旨味を残せます。
Aこんにゃくは短冊に切り、下茹でをしてアクを抜きましょう。
B大根、人参はいちょう切り、豚小間は一口大に切ります。
C両手鍋にサラダ油を敷き、ならします。
D豚肉と大根・人参・ゴボウを弱火でゆっくり炒めます。
根菜類はいきなり煮込むのではなく、炒めると野菜の旨味と甘みを引き出す事ができます。
Eある程度炒めたら、こんにゃくを加えます。
F料理酒をふりかけ、野菜がしんなりするまで炒めます。
F分量の水を加え、強火にします。
G沸騰するとアクが出てくるので、すくいます。
H沸騰状態でだしの素を加え、再度アクが出てくるので、すくいます。
だしの素のような、化学調味料は水やぬるま湯のような状態で加えてしまうと、臭みが出るので注意しましょう。
I野菜が軟らかく煮えたら、味噌と生姜を加えます。
味噌と生姜は仕上げに加えることで、香りとさっぱりとした旨味を残すことができます。
J味を整え、器に盛付け、長葱を添えて完成です!

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