和食教室 花道

炊飯器で手軽に赤飯

小豆を使う場合には「渋切り」という作業が必要になります。
渋みやエグミを抜く工程であり、それから小豆を煮ます。
小豆を煮るのは30〜60分と時間がかかりますが、あとは冷ました煮汁ともち米、調味料を炊飯器にセットするだけです。

食材豆知識

お米はうるち米ともち米に分かれます。もち米はモチモチした食感でお餅の原料となり、赤飯やおこわ等に使用されます。
今回は、私達が主食としているお米、うるち米にスポットを当ててみましょう。
栽培方法を簡単ですが紹介します。
<春>良い種を選別し、苗として育てます。
田んぼを水をはり、そこに苗を植えていきます。(田植え)
田んぼの水かさを調節しながら稲として成長させていきます。
<夏>成長した稲を時間をかけて乾燥させていきます。
<秋>稲刈りを行い、天日干しや機械乾燥をして玄米となります。
玄米を精米していくと胚芽米→白米→上白米と呼ばれていきます。
このようにして、お米は手間と時間をかけ栽培し、大切な主食として毎日食べることができます。
白米は栄養価が高く、特にビタミン類が豊富に含まれ、不足しがちな食物繊維も補うことができます。
最近話題の発芽玄米は、玄米の状態で発芽させて、栄養価を高めたお米です。
玄米もビタミンが豊富に含まれていますが、発芽玄米はビタミンだけでなく食物繊維も更にアップしています。
発芽玄米は玄米よりも食べやすくなっているので、一度お試しになってみてはいかがでしょうか。

 

材料 4人前

重量 容量
小豆 100g -
適量 -
もち米 360g 2合
小豆煮汁 230g 1カップと大さじ1
料理酒 15g 大さじ1
6g 小さじ1

 

小豆の渋切り
小豆を下茹でして、アクや渋みを取り除く作業です。
@小豆を軽く水洗いします。
Aたっぷりの水で煮ていきます。
Bアクが出てくるので、取り除きます。
C色濃く濁ったらザルで漉して、煮汁を取り除きます。
D小豆の10倍の水を加え、再度アクを取りながら軟らかく煮ます。
E料理酒と塩を加え、煮溶かします。
F煮上がった小豆は煮汁と一緒に急冷します。
急冷することで色止めになり、出来上がりがくすんだ色になりません。
G研いだもち米を炊飯釜にセットし、計量した煮汁を加えます。
H最後に小豆を散らして炊飯スタート
小豆はもち米と混ぜず、最後に乗せて炊飯することで、米が潰れるのを防止します。
I炊き上がったら、お好みでゴマ塩を振って完成!

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