和食教室 花道

あちゃら漬け

「あちゃら」の由来はフィリピンやインドネシアで「漬けた」という意味で、あちゃら漬けはポルトガルから伝えられたといわれている。鷹の爪でほんのり辛く漬込まれた野菜を指します。
今回は、切り干し大根で常備菜として調理したいと思います。煮物だけでなく、酢でさっぱりとした切り干し大根に挑戦してみましょう♪

食材豆知識

タカの爪

唐辛子を栽培し、緑色の唐辛子が赤らみ完熟期に入ります。その時に収穫し、十分に乾燥させたものが鷹の爪です。この鷹の爪を輪切りや粉末状にして「一味唐辛子」という名称で販売されます。また、「カイエンペッパー」という鷹の爪と似たものもありますが、別の品種です。カイエン種という品種で鷹の爪よりも辛いと言われています。
鷹の爪にはカプサイシンが豊富に含まれており、身体の代謝を高め、血行を促進させます。発汗作用もあり、激辛料理を食べると汗が止まらないのはカプサイシンの効果によります。
食欲増進・冷え性改善など薬膳料理にも取り入れられるため、漢方食材としても有名です。

 

材料 4人前

重量 容量
切り干し大根 30g -
胡瓜 60g 2/3本
人参 20g 1/10本
タカの爪 1g -
ごま油 6g 小さじ1と1/2
20g 大さじ1と1/3
薄口 12g 小さじ2
砂糖 3g 小さじ1
1g 小さじ1/6

 

@切り干し大根は洗い、不純物を洗い流してから、水で戻します。
A胡瓜・人参は千切りにして、塩もみしましょう。
塩もみすることで生臭みやエグミが抜け、歯触りも良くなります。
B酢・薄口・砂糖・塩で甘酢を作ります。
C戻した切り干し大根の水けをきります。
Dフライパンでごま油を熱し、タカの爪を加えて辛味と旨味を引き出します。
E切り干し大根を加え、しんなりするまで炒めます。
F粗熱をしっかりとり、胡瓜・人参・甘酢を加えます。
G和えて完成です!冷やして食べるのがオススメですよ♪

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