和食教室 花道

鯛のアクアパッツァ

イタリア料理でアクアは水、パッツァは暴れるという意味だそうです。魚介類の出汁とトマトなどの野菜の水分で旨味をスープに移した、煮込み料理です。
今回は夏野菜と旬のスズキを使用し、夏の香り漂う爽やかなアクアパッツァをご紹介します。

食材豆知識

オリーブ

近年では家庭でも栽培されるようになったオリーブの実。樹齢500年と長生きする木もあり、「太陽の樹」と呼ばれる中東原産の樹です。古来より地中海で栽培が盛んだったことからもスペイン料理やイタリア料理等、ヨーロッパ系の料理で活躍する食材です。
ビタミンEとポリフェノールが豊富なので、抗酸化作用があり、がん予防も期待できます。
グリーンオリーブとブラックオリーブがあり、グリーンは未熟なので、食感が硬めですが、ポリフェノールが豊富なので栄養面で優れています。ブラックは熟しているのでソフトな口当たり臭みが少ないのが特徴です。
旬は秋から冬で塩漬けやオリーブオイルとしても出荷されています。

 

材料 2人前

重量 容量
- 1尾
玉葱 60g 1/4個
ミニトマト - 6個
ブラックオリーブ 10g 6個
パプリカ(黄) 30g 1/4個
ニンニク 5g 1粒
タカの爪 0.5g 1本分
イタリアンパセリ - 適量
オリーブオイル 8g 小さじ2
200g 1カップ
白ワイン 30g 大さじ2
6g 小さじ1
胡椒 - 少々

 

@鯛のうろこ・えら・内臓を取り除いておきます。
A玉葱・パプリカ・ブラックオリーブは薄切り・プチトマトはヘタを取ります。
Bオリーブオイル・ニンニク・タカの爪をフライパンに敷き、香りが立ったら鯛を加えます。
C白ワインを加え、一旦蓋をして1分程蒸し焼きにします。
白ワインの香りを付け、雑味を飛ばします。
D野菜も加え、水・塩・胡椒を加えます。
E蓋をして、中火で5分かけて蒸し上げます。
F水が無くなり、鯛に火が通れば器に盛り、イタリアンパセリを添えて完成!

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