和食教室 花道

鮭の幽庵焼き

幽庵焼きとは、「堅田幽庵」という方が考案した料理です。「幽庵地」と呼ばれる、柚子のしぼり汁や皮、酒・醤油・味醂を合わせたもので、食材を漬焼きにした料理です。
割合も簡単な料理で、冬の柚子と季節の魚を組み合わせると食卓に季節感が出ます!

食材豆知識

朝食の焼魚、回転寿司の人気ネタ、ふりかけ等の多くの加工食品として目にする鮭。
近年では、天然の国産の鮭よりも外国産の養殖の方が口にされている機会は多いかと思います。
外国産の鮭は脂のりが良く、銀鮭は焼魚として人気の高い品種です。アトランティックサーモントラウトサーモンは臭みが少なく生食に向いており、回転寿司でも人気メニューです。
天然の鮭、秋鮭は脂の乗りは程よく、あっさりとした味わいなので焼魚として、調理されることが多いです。秋鮭は秋に漁獲されますが、夏の季節外れに漁獲される鮭を「時鮭」と呼びます。時鮭は産卵前なので、脂のりが良く根強い人気があり、ハラスも高級品として扱われます。
養殖と天然、それぞれの特徴を生かし、調理加工されています。フリーズドライされ、ふりかけに加工されたとしても旨味の強い特徴的な魚です。
しかし、焼き魚やサーモンフライの場合、加熱しすぎると身がしまりすぎ、硬く仕上がってしまいます。調理過程においては奥の深い食材だと思います。
プロの手によって美味しくふっくら仕上げた鮭を食べてみるのも良いかもしれませんね♪

 

材料 2人前

重量 容量
160g 2切れ
柚子(漬け込み用) 2g -
料理酒 10g 小さじ2
醤油 18g 大さじ1
味醂 18g 大さじ1
柚子(トッピング用) 1g -

 

@料理酒・醤油・味醂・柚子(漬け込み用)を鮭に加えます。
A30分漬込みます。
Bグリルを温め、強火で焼きます。
フライパンで焼くと鮭の底面から熱が伝わり、焼くのに時間がかかってしまします。焼時間がかかった分、旨味が流出してしまうので、グリルで短時間で焼き上げることをお勧めします。
C軽く焼き目がついてきたら、焼き上がりです。
Dトッピング用の柚子を添えて完成!

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