和食教室 花道

鰆の塩焼き

塩焼きはシンプルな調理法ですが、奥が深いです。
冬の鰆は脂が乗っているので、塩焼きには最高です。
塩で魚の旨味に最大限引き出しましょう。

食材豆知識

サワラ

サワラは漢字で書くと「鰆」と書きます。春を告げる魚のイメージですが、関東近辺で漁獲されるので冬は脂が乗っていて旬とされています。関西では、春に産卵の時期を迎えたサワラは脂が乗っているので、一年を通して2回旬を味わえる魚です。
特に冬のサワラは「寒鰆」として脂が乗っていて有名ですので、是非塩焼きで召し上がってください。
サワラはサバ科の魚なので体調は細長く、サバのような斑点模様が特徴的です。しかし、サバよりも大型で、1m以上になるサワラもいます。
栄養面ではビタミンD・鉄を豊富に含むので、骨形成に必要な栄養が含まれています。また、良質なたんぱく質を多く含み、低脂肪なのでダイエットにも最適な魚です。
選ぶ時は、目に透明感があり、エラは鮮紅色、斑点模様が濃い物は脂が乗っていて良いですね。また、身体に反射するほどのツヤがあるものは特に鮮度が良いです。

 

材料 2人前

重量 容量
150g 2切れ
料理酒 10g 小さじ2
2g 小さじ1/3
胡瓜 50g 1/2本
レモン 20g 1/8個

 

@付け合わせの蛇腹胡瓜を切り、3%食塩水に付けます。
食塩水に付けることで、蛇腹が綺麗に開きます。
A飾り用のレモンを切ります。
B塩を炒ります。
塩は炒ることで湿気が飛び、サラサラになり振りかけやすくなります。
C鰆に料理酒と塩を振ります。
Dグリルをしっかりと温めます。
温度が低いと魚の旨味が外に出てしまうので、グリルはしっかり予熱しましょう。
E強火で表面が色づくまで焼きます。
F中火にして、中心まで加熱できれば焼き上がりです。
Gお皿に盛り、胡瓜とレモンを添えて完成!

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